光と闇A

□33話☆
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リンス
「寝ててよかったのに!!」


クラピカ
「私がちゃんと見送りたいだけだから!!お母さん気をつけてね」

リンス
「えぇ、クラピカもあんまり無茶しちゃダメよ!!」


クラピカ
「わかってる…」

リンスは急な呼び出しにより直ぐにハンター協会に戻る事となった


リンス
「クロロ君!!クラピカの事よろしくお願いしますね」


クロロ
「はい…」


リンス
「じゃぁね」

リンスは列車に乗り込んで行った

リンスが乗った列車が見えなくなるとクラピカとクロロは駅をあとにした



駅からの帰り2人の間に会話はなく黙ったまま歩き続ける


カイトに会えたのに
喜びよりも戸惑いの方が大きかった

蜘蛛になった私をカイトはどう思うだろう!?
その事だけで頭の中がいっぱいだった…


カイトはずっと私を想っていてくれた…
それなのに私は…
クラピカは罪悪感で胸が苦しくなる


この数年で私は変わってしまった
でも変わったのは私だけではない!!

カイトだってそうだ…

昔のカイトは優しくて責任感が強い人だった
でも今のカイトからは優しさより恐怖感を感じてしまう


やっぱり人は変わってしまうんだとクラピカは思った


その時今まで黙っていたクロロが口を開く!!


クロロ
「クラピカ…今日はここに泊まろう…」

クロロは目の前にあるホテルを指差した


クラピカ
「えっ!?だってアジトにはゴン達がいるし早く帰らないと…」

クロロ
「ちゃんと2人だけで話がしたいんだ!!」

クラピカ
「クロロ…」

クロロはクラピカの手を握るとホテルに入って行った
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