光と闇A
□31話
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ゴン
「どう?レオリオ」
レオリオは首を横に降り深刻な顔でクロロ、ゴン、キルアを見た
レオリオ
「熱が39℃代から全く下がらねぇ…食事も水分も全く取れねぇしこのままだと…」
ゴン
「このままだと?どうなるの!?」
レオリオ
「クラピカの体が持たねぇ…」
ゴン
「それってまさか…クラピカが死ぬって事?」
レオリオは何も言わず頷いた
キルア
「…何でだよ……」
ゴン
「キルア?」
キルア
「何でこんな事になんだよ!!あんた本当に今まで全く気づかなかったのかよ!?」
キルアはクロロの胸ぐらを掴み叫んだ
クロロ
「……」
レオリオ
「キルアやめろ!!」
ゴン
「そうだよ!!今は責め合ってる場合じゃないでしょ!?クラピカを助ける方法を探さないと!!」
レオリオはキルアをクロロから引っ張り離す
クロロ
「…全く気づかなかった…力を使う事でクラピカの命が削られていたなんて…本当に知らなかった…俺はクラピカの何を見てきたんだろうな…ごめん…クラピカ…」
クロロはベットに横になったクラピカの手を確りと握りしめた
クラピカの手はいつも冷たい
前にクラピカ本人が
「私の手って冷たいでしょ!?年中こうなの。夏はいいけど冬は痛くなって困るんだ」
と言っていたのを思い出した
頬は真っ赤に染まり体中から汗をかき苦しそうに息をしている
クラピカにこんなキツイ思いをさせてしまったのは全て俺のせいだ…
守るなんて言っといて守る所かクラピカを危険な目にしか合わせてない
クロロは自分の不甲斐なさに怒りすら感じた