光と闇A

□34話
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クラピカ
「はぁ…」


ゴン
「大丈夫?」

クラピカ
「少し疲れた…」


クラピカはため息をつきながら椅子に座る


話合いが終わってからクラピカはゴンとキルアと一緒に部屋に戻った


キルア
「全然大丈夫そうには見えないぜ…」

クラピカ
「そうかな…」


クラピカの顔には笑顔がなかった


カイトの存在が大き過ぎる…
ずっと死んだとばかり思っていたのに
今頃になって会うなんて…


神様が私に罰を与えたのか…
仲間を裏切った罰を…


キルア
「なぁクラピカ…カイトって奴とは知り合いだったのか?」


クラピカ
「うん…恋人だった…」


「「 !! 」」


クラピカの言葉にゴンもキルアも驚いてしまった


クラピカ
「私はずっとカイトの事が好きだった…」


クラピカは旅団に村を襲われた日が自分の誕生日でカイトに告白され恋人になった事をゴンとキルアに話した


クラピカ
「でも…カイトは変わってしまった…まるで別人みたいに…」

ゴン
「クラピカ…」


クラピカの目から涙が零れる


クラピカ
「カイトは私の事どう思ってるのかな…仲間達を殺した憎き蜘蛛の中に同族の私がいたんだ…」


キズついてるクラピカに見てられなくなったキルアはゴンがいるにも関わらずクラピカを抱きしめた

いつものクラピカならゴンがいるからと離れるはずなのだが…
今のクラピカはそれができなかった

クラピカはキルアの背中に手を回し顔をキルアの胸に埋めて泣いた


クラピカ
「私は…どうしたらいい…クロロも…団員のみんなも…好きな…でもカイトも…戦いたくない…でも…私は…どうしたらいいのか…わからなく…っ…て…」

キルア
「わかった…一緒に考えよう!!だから1人で悩まなくていい…」

キルアはクラピカの頭を優しく撫でた
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