美しい名前

□夢の果て
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目覚めると私は自分の部屋だった。

死んでいない…

永いようで短い。

つかの間の幸せな夢だったのかもしれない。

ガバッと飛び起き私は服をたくしあげ胸をみた。

そこには確かに白髭海賊団の入れ墨。

私とあなたが一緒に過ごしたという証。

私のこれからの誇りだ。

私はこの誇りを胸に強く生きていく。

あなたのいないこの世界で…

ベランダに出て空を見上げた。

もう同じ空の下にいないことを寂しく思った。

エース。

エース。

エース。

エース。

心からあなたを愛してる。


胸が張り裂けそうだ。

エースが私を覚えてなくても私はずっと忘れない。

私は声をあげて泣いた。

そしてエースの幸せを願った。
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