君と僕 long

□久しぶり、でもどこか新鮮
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キーンコーンカーンコーン

ここは悠太、春がいる
予鈴がなった。

クラスの中では
女子「今日転入生が来るらしいよ。」

男子「マジかよ。ついこの前あの頭が黄色いのが来たばっかじゃん。」

男子「男子かな。女子かな。」

女子「男子ならかっこいいといいなぁ。女子なら優しい子。」

男子「そういえばアメリカからの帰国子女らしいぜ。」

女子「じゃあ明るいこかもね。」

春「悠太君悠太君。転校生ですって。どんな子なんでしょうね。」

悠「? こんな時期に珍しい。春はどんなこがいいの?」

春「僕ですか。僕はメルヘンチックなこがいいですね。話が合いそうです♪」

先生「おーい。席につけ。転校生を紹介する。名無 権辺だ。手続きが間に合わなくて前の学校の制服だが今日からお前らの仲間だ。仲良くしろよ。」


悠太と春にはその名前に聞き覚えがあった。とくに悠太はその名前を聞いて思わず立ち上がりそうになった。

『名無 権辺。』


…シーン

先生「あのー。趣味とか…。」

『趣味は……?よくわからない。』

先生「…。(咳払い)えー、名無は小学校より少し前からアメリカにいて、日本語及び会話が苦手らしい。皆、名無が困ってたら助けてやるように。それじゃ名無の席はあの…浅羽の隣な。」

『は…い。』
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