〜黒い夢〜

□何やらコスプレさせられたようです。
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「よぉし!コスプレしようか!!」
部室でくつろいでいる俺,仁王,柳生にそう言ったのは,我ら立海大付属中学校テニス部の部長 幸村精市だった。
何やら,色々な洋服を手に持っているらしいが…とにかく笑顔が気味悪くて仕方がない。
「で、本当の所は何をお望みじゃ?」
俺の横から顔を出した仁王が聞いた。
「えへへッ^^んとね…蓮二のメイドすがt」
「氏ね。」
俺は即答だった。馬鹿か?こいつは。
「だったら弦一郎に着させた方が良いんじゃないか?綺麗だと思うぞ。」
想像してみたら本当に綺麗だと思った。
「あんなキモいおっさんの女装なんて見たくないよ」
…お前のイメージの弦一郎はどうなっている。
「じゃあ,何で俺は良いんだ?」
首を傾げながら聞いた。
「愛してるから」
「氏ね。」 本日二回目の言葉。
「まぁ良いじゃないですか。愛されているのならば」
口をはさんできたのは柳生だった。
「それだけ柳くんに気があるという事ですよ。」
「…そうか。」
何故か少し嬉しかった。
ふっと微笑むと、それを見た精市が
「そうと決まればっ!蓮二!着替えよ♪」
「え?ちょ…おい!」
前言改正。やっぱり,嫌だ。
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