小ネタ話

□甘寧×陸遜 Xmasネタ
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左手の薬指に輝く銀。

そしてまた、甘寧の薬指にも同じ指輪が飾られた。2人の愛を形にした、たった1つの宝物。


「指輪のサイズ、ピッタリだろ」

「えぇ、いつの間にサイズなんて調べたのですか?」

「お前が寝てる時にな。…それも今日サイズが1つしか余ってなくt…っ」

「……興覇、もしかして今日遅れた理由…」


言っちまった。とでもいいたげな気まずい表情を見せる甘寧。暗くて見えなかった手を見ても慣れない仕事でもしたのか、所々痛々しい傷が見えた。

「興覇…」

「わりぃ伯言…俺、黙ってるつもりなんて無かっ…」





――ドサッ


急に被さった重みに反応出来ず、そのまま広いベンチに倒れ込む。首元には腕が巻き付けられ、肩に顔が埋もれている。


「伯言…?」

「この指輪を買う為に、今まで無理なさったんですよね…」

嬉しくて、嬉しくて…

どうにかなりそう


「大好きです」


肩から聞こえた小さな言葉に、笑みが零れて。両手で彼の顔を肩から離すと、涙で濡れた瞳が月明かりに輝いた。

「愛してる、伯言」

そのまま顔を引き寄せて交わした優しい口付けは甘くて温かかった。


聖なる夜、今宵はクリスマス


2人が永遠を誓い合った

特別な日








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