BOOK
□ふわふわコットンキャンディー
1ページ/1ページ
宮田side
「最近のおまえ、嫌い」
楽屋で、玉から唐突にそう言われた。
「え、ちょ、俺なんかしたっけ!?」
びっくりして声が裏返るけど、気にしない!
「最近、ー他のヤツばっかり見てる」
「あれ、玉、それって・・・」
「・・・ムカツク」
玉はそう言うと少し機嫌の悪そうな顔をして楽屋を出て行く。
あれだよね、うん。
今日もツンデレってるね!
楽屋から出て行った玉を楽屋で待っていると、
数十分して戻ってきた。
「玉ー、俺の一番は玉だよ!!」
「うざいし」
「・・・ツンデレのツンが多すぎやしませんか?」
俺は少し悲しそうな顔でそう言う。
デレが欲しいって訴えだよ!
「・・・追いかけて来て欲しかった」
きゅん。
あ、やべ。
今めっちゃキュンキュンした!!!
「ごめん、今度何でも付き合うしおごるから!
ってか玉、可愛いーーーっ!!」
「・・・きもい」
ふわふわコットンキャンディー
(稀な甘さが愛おしいのです、)