BOOK

□ふわふわコットンキャンディー
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宮田side





「最近のおまえ、嫌い」



楽屋で、玉から唐突にそう言われた。




「え、ちょ、俺なんかしたっけ!?」


びっくりして声が裏返るけど、気にしない!





「最近、ー他のヤツばっかり見てる」



「あれ、玉、それって・・・」




「・・・ムカツク」





玉はそう言うと少し機嫌の悪そうな顔をして楽屋を出て行く。



あれだよね、うん。

今日もツンデレってるね!



楽屋から出て行った玉を楽屋で待っていると、
数十分して戻ってきた。





「玉ー、俺の一番は玉だよ!!」


「うざいし」



「・・・ツンデレのツンが多すぎやしませんか?」



俺は少し悲しそうな顔でそう言う。

デレが欲しいって訴えだよ!






「・・・追いかけて来て欲しかった」




きゅん。



あ、やべ。

今めっちゃキュンキュンした!!!





「ごめん、今度何でも付き合うしおごるから!
ってか玉、可愛いーーーっ!!」



「・・・きもい」







ふわふわコットンキャンディー



(稀な甘さが愛おしいのです、)


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