BOOK
□それは最初から終わりが見えていた恋でした
1ページ/1ページ
それは偶然のようで、必然だったのかもしれない。
「玉、」
貴方に名前を呼ばれると、胸がドキドキして苦しくなる。
他のやつに呼ばれても、こんなにならないのに。
「ミツ、・・・」
「藤ヶ谷知ってるか?」
「・・・っ、ううん、知らない」
「そうか・・・どこ行ったんだ、あいつ」
ガヤとミツは付き合っていて。
二人がイチャイチャしているのを見ると、なんだか凄く切なくなる。
「なんでー・・・俺じゃないの?」
ふと、そう言った自分にびっくりして。
ああ、俺ー・・・ミツが好きだったんだ・・・
なんで、今更気付いてしまったのだろう。
気付かなければ、いっそ恋しなければ、こんなにも辛くはないのに。
ミツとガヤはラブラブで、誰から見てもお似合いで。
俺の入る隙なんか、あるはずないのに。
それは最初から終わりが見えていた恋でした
(それでも、想うことはだけは許して、)
なんかこんな感じの好きです←
一応藤北←玉のイメージで・・・
でも個人的に玉ちゃんは受けですね、はい((
これも元:小話から。
宜しければお願いします!