頂
□ライバルはマヨネーズ
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「…好きだ」
こちらをみずに、そう言ってくる土方さん。顔が紅くなるのがわかった。え?うそ、なんでいきなり、そんな。いや、俺も好きって訳じゃないけど。
なんで照れてんだ、俺は。
平静をよそおって、返事をする
「…はィ?」
「だから好きなんだって」
自分の好物を紹介するかのような口調で、それが余計にはずかしかった。俺を、好き?
恥ずかしくて机に伏せてると、土方さんが驚いたように知らなかったの?なんてきいてくるから。意地っ張りな俺は勿論、知ってやす。なんて
「本当にすきなんだよ。もう愛してるの域だよなぁ…」
「…っ///」
「…いい加減ひかえねぇと」
…ひかえる?なにをいってんだ。なんておもって土方さんをみると、土方さんはマヨネーズを真剣にみつめてて。
「…はぃ?」
あ、そうですか。理解した瞬間に恥ずかしくて、顔に熱がたまる。泣きそうだ。
「ま、まぎらわしいこと、してんなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そう叫んで、廊下をバタバタとかけてにげてった。あぁ、もう。恥ずかしい。土方さんが好きっていってたのか、マヨネーズだったなんて。
俺が、あんなことで土方さんにときめくなんて。
荒くなった息を整えようと肩で息をした。好きだ。といった土方さんの声を思い出してまた心臓があばれだす。
…俺を好きって言ってくれてたら。嬉しかったのに。
後ろの壁によりかかってずずっとしゃがみこむ。
――俺、土方さんが好きなんだ。なんて
「…あー。」
マヨネーズになりてぇ。なんて
バカげてるとはわかってるけど。
<ライバルはマヨネーズ>
のこちゃまに捧げますぜっ(笑)好きじゃねぇしっ。から借りてみた。
のこちゃま宅はみんな可愛くてすきやわぁ