Starry☆Sky
□2人で幸せに
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「月子さん。
貴女はまだ若い。
出会いの可能性もたくさんある。
琥太郎でいいのか?」
「いいえ。
琥太郎さんで良いのではなく、
琥太郎さんが良いんです。
琥太郎さんじゃなきゃいけないんです」
私の言葉に、今まで無表情だった琥太郎さんのお父様は優しく微笑んだ。
お母様は微笑みながら涙を溢し、琥春さんはぎゅっと抱き締めてくれた。
「月子ちゃん、可愛過ぎるわ!!
琥太郎には勿体無いわ。
今からでも私の所に来ない?」
いつものように暴走する琥春さんを、お父様が静かに制す。
「月子さん。
琥太郎の事を頼んだよ」