Starry☆Sky

□2人で幸せに
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琥太郎さんの御実家に着くと、広めの居間に通された。


琥春さんが嬉しそうに手を振ってくれて、私の緊張もほんの少しだけほぐれる。


その琥春さんの横には、どことなく琥太郎さんと琥春さんに似た雰囲気を出す、御両親が座っていた。


琥太郎さんや琥春さんが美人なのは、確実に遺伝子だなと感じる。


「父さん、母さん。

前から話していた、月子さん。

今度結婚することになった」


琥太郎さんに紹介され、私は自己紹介をする。


「あ、あの、琥太郎さんとお付き合いさせていたら……
頂いている、月子と申します!」


緊張のあまり噛んでしまったのを、横で琥太郎さんが笑う。


「琥太郎、お茶を淹れて差し上げなさい」


琥太郎さんのお父様がそう言うと、琥太郎さんは更に笑いながら席をたった。


今絶対、私の淹れたお茶の事で笑ってる!


先週、私の家に来たときには、お母さんの反対を押しきって私が淹れたけど、その味はいつも通り……。


それを飲んでお世辞を言わないところが良いって私の両親は笑っていたから、それはそれで結果オーライだけど。


なんか今笑われるのは悔しい!!
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