たんぺんもの


□真実
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隣の旦那さん



裸体…

隣の旦那さん?
あんた何で…うちのお父さんのものを掴んでるのよ?!

しか、しかも…
しっかり抱き着いて腰を突き出しているのは何故なの!
お父さん!

てかそれよりもなによりも青姦って何年甲斐もないことしてんのよ!

あぁ、お母さん!
あたし
こんなときどうしたら!?

は!

そうよね
そうよね
そうよね

こんな時こそ
知らないふりをしなきゃ


あたしが物言わずそのまま立ち去るのを見たお父さんが勢いよく追い掛けて来た。

フルチンで。

「待ってくれ!美沙子ぉおお!」

その形相のあまりの激しさに。

「いやあぁぁあぁあ!!」

あたしも全速力にて逃亡。

「待ってくれ!義雄さん!せめて股間を隠さないと!」

その後ろから半裸の隣の旦那さん。



迷わず私は駆け込んだ。



どこへ?

いやね

決まってるじゃない。

交番に…

お巡りさんはきちっと対応してくれたわよ
変態二名逮捕。

お父さんが

「娘なんです!」

隣の旦那さんは

「知人です!」

私は

「知らないひとです!」


そう精一杯言い放ち、全裸のお父さんと半裸の隣の旦那さんを置いて私は漸く帰宅した。

帰宅してすぐお母さんに手を合わせた。







「お母さん。お父さん、そろそろ息子ができるかもしれないわ」










end







□後書□
お付き合い、ありがとう御座います。
25にして知る父の性癖。
このネタは電車の中で「痴漢か女の子主体のホモもん描きたいなあ」とか思っている時に思いついたものです。
拙い小説ですが読んでいただきありがとうございました。【吉家】
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