たんぺんもの


□どうしても離れたい2
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「俺と別れるなんて何でいったの!」




はい、馬鹿とーじょーぅう!!
しかも泣いてます。


はあ。


嫌だ〜
帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ!!


帰らないだろうな〜



その前に。



「いつ作ったか知らないが鍵を返してくれないか?」



馬鹿に鍵をやった記憶はナイ。
さくさく回収しとかないといつ来るかわからん。
こいつどうやって鍵を作ったんだ。



「お前、また…俺から逃げるだろ!!」



そりゃ逃げるだろーがよ!
ああ面倒だ。



「返さないなら返さないでOK、鍵を変えるから」



「……………」



「第一、他人のうちに無断で入り込むなんて有り得ないぞ。お前、そのうち警察に厄介になるはめになる。」



「…………………」



「お前もイイ加減に俺と別れて、楽しく女遊びでもしたらどうだ。もともとノンケだったわけだし、そっちのがイイだろ。」



手が伸びて来た。

え、何。

は!?

いってぇ…ッ

冷たッ

なんかはあはあ言ってるよ!



今の状況は、手が伸びて来たと思ったら押し倒され腰に巻いていたタオルを剥かれ、のしかかられているよーな感じ。



………………。
ハイ?!


何で俺、襲われてんの!

俺もしかして命の危機?
何かしたかよ?

意味がわかんねぇ…




「ど、どうした?!」


「…はあ…はあ…」



ヤバイ、目がいってる…



「おーい、何興奮してるんだよ」



「ああ…お前のニオイ…」



首筋を嗅がれ、思わず身をすくませる。

悪いな
馬鹿。

お前なんか怖い。



「……、よかったね」


「やっぱ好き、好き。ヤらせて。」



………………………







……………………………………。





なんつった?



「あう〜」


「何盛ってんの!」


「好き。好きだからさ〜」


「あの…?」



はい?
お前…
あ、あ、…

久々に…いやだ…ッ
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