nobel(四天)

□恋は盲目(蔵光)
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「エクスタシィィィィィィィィィィィィ!!」

目の前で悶絶してるこの毒草聖書は残念ながら俺の彼氏

百人中百人が口を揃えてイケメンと言うくらいの美貌と色気を兼ね揃えた、完璧な人

でも、中身がめちゃくちゃ残念

イケメンな分、残念過ぎるくらいに残念

「煩いっすわ…;少しは静かに出来ひんのですか?万年煩悩エクスタド変態部長」

「酷!」

事の始まりは朝に弱い俺を、部長が迎えにきたこと

低血圧だし、朝はボンヤリしてるけど部長を待たせんのは悪いから、急いで行って……そんで案の定こけて…

部長に抱き止められて…
そこまでは良かった

というか、一瞬かっこいいと思った

でも、俺が部長の方見上げて…微かに笑いながら
「部長…、ありがとうございます」

そう言うと、

「エクスタシィィィィィィィィィィィィ!!」

それで最初に戻るわけである

「光、さっきのめっちゃ良かった!エクスタシーや!なぁ、もっかいやってや!!」

「…万年煩悩エクスタド変態無駄にイケメン部長」

「いや、そこやないから、ちゅーか増えたよな、今!?」

反射的につっこみをいれながらも目をキラキラさせて迫ってくる

顔だけ見れば可愛いけど、言ってることが言ってることだし、流石の俺でもドン引き

「ほなら、万年煩悩エクスタド変態…残念なイケメン部長」

「変えてもまずそこやないし!?」

そうしている間にも部長は迫ってきていて…

俺は部長の腕の中にすっぽりと収まっていた

(あー…、ダメや、コレ…;;絶対やらんと離してくれへんわ、この人…)

密かに思うとまるで思考を読んだかのように部長が耳元で囁いてくる

「光、やらんと学校行かれへんで。俺が離さんさかい」

「…それじゃああんたかて遅刻するやないっすか、アホ。ちゅーか耳元で囁かんといて下さい、変態度が増しますわ。」

取り敢えず、覚悟を決めるしかないようだ

…すごく恥ずかしいけど

というか、さっきは何であんなにさらっとできたんだろう?

兎にも角にも、やらなきゃいけないんだから、部長を見上げる

今、俺の顔、真っ赤なんだろうな…

「部長……、あ…ありがとー…ございます」

「…エ…エクスタシィィィィィィィィィィィィィ!!」

「…っ、耳元で叫ばんといて下さい;;」

まぁでも、恋は盲目というのは本当だ

だって、こんな人の事を好きな俺がここにいるから


――――――――
きっと終りです(`・ω・´)
もう疲れた…(←
 

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