Astral Dircord
□蜘蛛な日常
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『ガンッ、ガンッ、ガンッ』
「もうすぐ朝ごはんですよ〜」
鍋の底をおたまで叩きながら、シズクが叫ぶ。
(もう朝ね。ご飯……パクがいなくなてからひどかたね。カルトが来て、いしょに作りだしてからまだ食べれるようになたね。じゅ歳の子のほうが料理上手て問題ね。)
なんて思いながら、フェイタンはトイレに向かった。
「おはよう」
「おはようね、フィン。トイレ待ちね」
「あぁ。団長がなかなか出てこねぇんだよ」
「きと新聞読んでるよ」
「いや、寝てるかもしれねぇ」
「……何故トイレの中で寝るね?」
「あれだろ。トイレに篭ると考えが浮かぶって奴いるだろ?そのまま眠くなって……おい、なんか聞こえねぇか?」
フェイタンとフィンクスはドアに耳を当てた。
『Zzz……』
「完璧に寝てるね」
「フェイタン、フィンクス、団長!ご飯出来てるよ!」
今度はカルトが叫んだ。
「団長ほっといて、飯食うか」
「団長寝てるから食おうぜ」
「「「いただきます!」」」
食べ始めて数分、カルトがある視線に気づく。
「シャルナーク、なんで僕のことずっとみてるの?」
「うーん、カルトっていつも違う着物着てるけど、どこに持ち歩いてるのかなぁって思ったの」
「あぁ、それは……」
カルトが答えようとしたそのときにクロロがいきなり入ってきた。
「それは大人の事情だよ、シャルナーク」
「フィン、団長いつからいたね?」
「知らねぇ。絶使ってたのかってぐらい気配なかった」
クロロが調子に乗って喋っている。
「いやぁ、思ったんだけどさぁ、最近タクト振ってないから今振ろうかなぁって。今日の曲はもちろんジェラシッ〇パークのあのテーマで。じゃあみんなで一緒に1、2、フーフン、フフフ………」
鼻歌しだした。
旅団全員で全力の無視。
「戦闘の時はかっこいいのに……」とシズクは呟いた。
諦めたのか、再び喋りだすクロロ。
「俺考えたんだけど、冨樫懲らしめにいかない?だって真面目に仕事しないしさぁ」
「懲らしめたところで、続きが描かれなくなると思うが」とノブナガ。
「俺はきになるんだよ!クラピカの性別が!」
(私はカルトの性別の方がよぽど気になるね)
「あれは男だろ」とマチ。
「女だったら、優しくしたりするのか」とフランクリンが言う。
「いや、ただ、気になって夜も眠れないだけ」
〜END〜