頂き物

□−華は折れたし梢はたかし−
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いつの時代も男が女を抱くなんてもう古い。
逆だってあるのよ?
今はか弱い女だって牙を研ぐ世の中だから。
ねえ、黒鋼さん。
私はあなたを服従させる…





−華は折れたし梢はたかし−





「あっ…んぅ……あぁっ、そこぉ!」

たまらないと細腰をくねらせる黒鋼。
滑らかな白肌には珠のような汗が光り、男の容姿をいっそう浮世離れさせた。
恥すべき後肛を目一杯広げられ、その奧の秘壁を心行くまで可愛がられれば、目尻を赤く染め上げ悶絶する。
他の内壁とは明らかに感触が違う、こりこりとまた少し固くなったシコリを幾度と指腹で愛撫すれば、黒鋼は気が触れたように頭部を振り乱した。

「黒鋼さん、ココがいいんですね。もっと可愛がってほしいですか?」

「あ、うっ…もっと……もっとぉ…グリグリ、って…」

「もっと?ちゃんと最後まで言って下さい。言わないとこのまま指抜いちゃいますよ」

「やあ…っ!」

桜があえて冷たく言い放てば、その瞬間、普段はきつい印象を受ける黒鋼の眼差しが涙にわななく。

「ふふ…発情してる犬みたいですね」

息が上手く紡げないのだろう、閉じることさえままならない口唇からは一段と荒い短呼吸が繰り返される。
口端からは飲み下せなかった唾液がダラダラと零れ、うつろに開いた瞳色はひどく情欲的で、桜はこのままよがり狂わせて殺してしまいたいなどと酔狂な考えを思念する。

「黒鋼さんのココ…せっかく処女みたいだったのに、私ったらかわいそうなことしちゃって」

「ふぁ…んっ……やだぁ…たの、む…からぁ……見ないで、くれっ…」

幼い少女の視線が痛かった。
とうに枯れたはずの涙が溢れ出す。
黒鋼は己が人体で最も羞恥を感じる箇所をひどく視姦されていた。
それも、異物をくわえ込まされ広がった状態で観察される。

「い、やだぁ…ヒクッ……はずかしっ…」

幾本もの指が本人の意思に関係なく無遠慮に行き来するものだから、すっかり拡張された排泄肛は周囲の恥肉がめくれ元に戻らず、指を抜けばその穴から生々しい内側の様子が綺麗に見て取れた。
覗けた黒鋼の内側は、直腸から分泌された粘液で妖しく濡れ光り、真赤に充血した肉壁は時折ビクビクとうごめいている。

「壁から血が出ちゃいそうですよ。もう擦るのやめます?」

「やだっ!…おね、がぃ…だ…からぁ……血が出てもいいからっ…もっとシテェ……っ、そこぉ…グリグリって、強く擦ってぇ……」

はらはらと大粒の涙を流し、頬をこれ以上ないくらいに赤らめて切願する黒鋼に、ようやく狂犬を手懐けた恍惚感に桜は口端を妖しく吊り上げた。





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