捧げ物1

□甘い誘惑
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「ふ、んンッ…!」

「気持ち良い?黒鋼」

「や、ぁ……ッ!」

「嫌なわけないでしょ?自分のココ触ってみなよ、すごい濡れてる」

「ッ!」





君の零す甘い吐息。


涙。


汗。


声。


全てが俺を煽り立てる。





「ファイ、やめ…ろッ」

「今更何?自分が俺の指何本呑み込んでるのかわかってるの?」

「ひッ…!」

「すっごい美味しそうに食べてるよ。相変わらず淫乱だね」






淫らな姿。




潤む瞳。




俺のせいなんだと考えるだけでぞくぞくする。





「普段澄ました顔してるくせに、夜になると売春だなんて笑えるよね」


「なッ!!」


「俺知ってるんだよ?黒鋼って夜な夜な男の所に行って足開いてるでしょ」





嗚呼、なんて素晴らしい支配欲。





「そんなに男の性器咥えるのが好き?」


「ちが…」


「ああ、気持ちヨかったらなんでもいいんだ、そういやこの前桜ちゃんにも抱かれてたもんね」





なんて心地良い傲慢さ。





「ほら、俺も君を買ってあげるからさ、ヤらせなよ」





君の笑顔も怒った顔も好きだけど。



俺は、君が恐怖で涙する姿が一番好き。







「足、自分で開いて。いつもしてるように」



「ファ、イ」







もっと俺の為に、俺のせいで。



泣いて。



「啼いて」



ナイテ。



「ナいてる姿が一番綺麗だよ」





俺に忠誠を誓った瞬間。





「ひ、ぁ、あ…ッ!」



「こんなもんで金なんか取ってるんだ」





君は完全に俺のモノ。





「もっと啼いて、乱れて、俺をその気にさせないと」





俺のオモチャ。





「一生このまま揺さ振られ続けるよ?」



「うぁッ、は、あぁ…ッ!」




俺の永遠の恋人。





「ファイ、ふぁ、い…!」





さあ、早く跪いて。




可愛がってあげるから。




気持ちヨくしてあげるから。




待ちきれないんでしょ?





「金なんかいらない…から、もっとぉ」



「ああ、売春じゃなくてヤり魔か。間違えてごめんね」




君がいろんな人達によって調教された部分が。


俺一人を求めて収縮していく。


楽しいね。


横暴で淫乱な君を手懐けるのは。


愉しいね。


情けなく組み敷かれて醜態を曝している君を見下ろすのは。




「あ、う、うんッ…!」




足を思いっきり開いてされるがまま。


そんなに好き?この行為が。


そんなに気持ち良い?貫かれるのが。





「男のくせに女みたい。下の穴いじられて悦ぶなんて」


「ぁ、だって!」


「初めて拡張されたら病み付きになっちゃったの?変態だね黒鋼は」





反論しようとする口を掴むようにして塞げば向けられる恐怖の感情。



イイよ、凄くそそる。



もっと俺を欲情させて。



もっともっと愉しませて。




「黒鋼の初めては誰?黒鋼の処女を奪ったのは誰?俺じゃないよね、俺が黒鋼と初めて繋がった時はもう遊び慣れてたんだもの」





耳を塞ぎたいほどの言葉の戒め。


恐怖で揺れていた瞳に驚愕と悲痛の感情が加わる。


何が不服だったのかな?


だって全部ほんとのことでしょ?




「君は淫乱だからね」




そして




「俺も淫乱だから」




君以外の人間をどれだけ抱いただろう。



男だったり、女だったり。



時には組み敷かれることもあったけど。





「でも、黒鋼とのセックスが一番気持ち良い」





君とのセックスが一番掻き立てられる。




所有願望。



破壊衝動。




服従精神を引き出したい。






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