捧げ物1

□盲目恋愛主義論
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「あはは、水も滴る良い男だねぇ」

「喧嘩売ってんのかてめぇ(怒」

服を身につけたまま湯槽に引きずりこまれて怒ってる黒様に満面の笑顔。
今日は白シャツを着てたから綺麗に透けちゃって凄く色っぽい。

「まさか黒りんが一緒にお風呂入ってくれるなんて思ってもみなかったなあ」

「無理矢理引っ張り込んだ奴が何言ってやがる」

「背中洗い流しっこでもしよっかダーリンv」

「話を聞け。てか誰がダーリンだ(静怒」

青筋たてながら睨み付けられたけどいつものことだから気にしない。
狭い浴槽の中で精一杯彼に抱き付き、首筋に赤い花を咲かせる。
髪を引っ張られたけど強引に剥がそうとしない黒様のその様子に嬉しくなって今度は唇に触れた。
舌で少しつつけばすんなり侵入を許してくれる。
暫くはお湯に浸かったまま、濃厚なキスの味を存分に味あわせてもらった。

「ふ…ん、ぁ…」

角度を変えながら舌を絡めたらぎこちないながらも答えてくれて。
風呂に浸かってるからか羞恥心からかわからないけど、頬をほんのり朱に染まらせてる彼の姿は俺を煽り立てる。

「…ごめん、なんかしたくなってきた」

「ん………え?な?!」

唇を離して呟いたら遅れて顔を真っ赤にする黒鋼。
………可愛いv
だから耐え切れなくなって彼を引き寄せて再び塞ぐように口付けした。
急かすように黒鋼自身を取り出して片手で荒々しく扱う。
深く息をして快楽に堪えてる彼の首元に顔を埋め、よく見えるようにキスマークを次々残していった。

「馬鹿…そこ、隠せねぇだろうが」

「別に隠さなくていんじゃない?俺は構わないよv」

「俺が構うんだよ!」

「それにわざと付けてるんだしv」

「いいかげ…ひゃあ!」

反論しかけるタイミングで引っ掻いたら予想以上の反応。
普段なら想像付かない黒様の甲高い声に思わずときめいた。
おかげでこっちが切羽詰まる。

(何でこんなに可愛いのかな〜黒様って。いつもは可愛いって言うより綺麗とか男前の部類なのにこうゆう時になるとアンアン鳴いて可愛くなるんだよな〜。なんで?)

「ちょ!はや…あ、ァん!ファイ!で、出ちまうって!」

(これって惚れた弱み?でもなんか違う気がする…)

「ファ、イ!ア、や…やだ!ャ、あん!あぁッ!///」

「あ………」

ちょっと考え込んでたらいつの間にか手を動かすスピードが早くなってたらしくて、俺が気付いた時には湯の中に白濁の液体が漂っていた。
それを呆然と見てるとガシッと頭を掴まれる。
恐る恐る見上げてみたら、そこにはおっかない目付きをした黒ぽんが真直ぐ俺を見下ろしていた…。




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