捧げ物1

□姿見
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「ッ…マジで、勘弁してくれ…」



後ろで抵抗出来ないよう手を縛られ、ベッドに座らせられて荒い息遣いを繰り返す。
真横で楽しそうにしているファイによって身体のラインを這われればくすぐったい快楽が押し寄せてきた。

「いいじゃんたまにはさ。黒りんこうゆうの好きそうだし」

「好きなわけあるか…!!」

「ほら、ちゃんと見て」

耐えるように俯けば片手で顎を捕まれ、強引に前を向かされた。
黒鋼の目の前には衣服を一切纏っておらず、羞恥心で顔をうっすら朱に染めている黒鋼本人の姿が。
それを見てまた一層顔を赤くさせる。

「自分がどんな感じで乱れてるのか、しっかり見ててね」

クスッと笑いながら耳朶を甘噛みされればいつもより敏感に反応する。
壁に固定されている姿見に、そんな己の恥ずかしい姿が全く同じように映される。
身体を這っているファイの手も視覚からとらえることが出来た。

「や、めろ…イヤだ」

確実に中心部に向っている白い手を鏡越しに見て拒否の言葉を呟いた。
なのに聞き入れてもらえず、目線を逸らせないよう顔を固定されて頬に優しいキスを落とされる。
その間に足の付け根を指の腹でなぞられ、ラインを辿りながら主張し始めている中心に触れられる。
軽く掠めただけでも背筋がぞくっとなる感覚を黒鋼は味わった。

「今日は黒ぽん凄いね〜。まだ身体触ってるだけなのに」

自分の恥ずかしいトコロを見てるから?と耳元で囁けば一瞬にして更に顔を赤らめる。
可愛い〜と内心思いながらファイは遠慮なく黒鋼自身を快楽に導くよう上下に擦った。

「んぁっ、は…」

時々先端に爪を立てれば明らかにいつも以上にビクッと反応してくれる。
扱っていたソレがものの数秒でかなりの質量に増すのを鏡越しで満足気に見つめた。
先走りしている白濁を指に絡め、秘部に持っていけば既にかなり濡れている為すんなりと受け入れられる。

「もうぐしょぐしょ。黒たんの淫乱」

「ちが…あッ!!」

否定しようとしたが早速ナカを掻き回されてそれは嬌声へと変わる。
二本、三本と短時間で指の数を増やされ、まともに呼吸が出来なくなってくる。
身体が勝手に快楽を求めようと動き、黒鋼が気付いた頃には足を完全に開ききって挿入されている部分を露にしている己の姿が鏡に映っていた。
それを見た瞬間羞恥心で達してしまう。

「ハッ、ハッア…」

「やっぱ淫乱じゃん。自分見て一人でイッちゃって」

余韻に浸っていると顔を横に向かされて深い口付けを余儀なくされる。
ナカで暴れている指はそのままに、味わうように舌をしつこく絡められた。





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