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□Be attacked in my sleep...
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少し変わった家族構成の者達が共に暮らしている一軒家。
そこの主人である黒鋼は、珍しく昼寝をしていた。
普段真面目で働き者であるために疲れが溜まっていたのだろうか、かなり熟睡しているようで眉間にいつもの皺はなく、幼げな顔つきで寝息を立てている。

そんな彼のいる寝室に静かに忍び込む影が二つ。
この家で母親のポジションにいるファイと、娘の桜だ。
二人はベッドで眠っている彼を起こさないよう慎重に歩き、ベッドに近付くと彼の様子を伺う。

「どうですか?」
「うん、よく寝てるよー。朝ご飯に混ぜといた睡眠薬が効いてるみたいー」


……どうやら黒鋼が眠っていたのは疲れだけではなかったらしい。

しかし彼自身はそんな事知る由もなく心地好い夢の中。
それを良い事に、ファイと桜は早速計画していた『イタズラ』を決行した。
始めはファイが黒鋼の被っている布団を退かして、着ていた黒のタンクトップを捲りまだ膨らみのない果実に舌をつける。
ピチャ、ピチャ、とわざとらしく水音を立てていけばソレは徐々に尖ってきた。
もう片方は指の腹で柔らかく揉んでいく。

「ん……」

小さく呻き声が漏れたものの、黒鋼はまだ起きる様子は見せない。
それなりに強めの薬を飲まされているようだ、何事もないように再び寝息を立て始めている。
それを確認した後、続いて桜が彼の足元の方でベッドに上がり、ズボンに手をかけた。
ファスナーを下ろして起こさないよう慎重にずらしていき、完全に下半身に身に付けていた衣類を脱がしてしまうとまだ反応を示していない中心へ。
始めは優しく扱くようにしてから、妖しく微笑を貯えながらそのまま口に咥えた。

「ふ…っ」

中心が生温かいモノに包まれた違和感からか眠っている筈の黒鋼はピクッと反応した。
ファイが顔を上げて真上から彼の様子を伺っていたが、それでも男が目を開ける事はなく。
彼が目覚めた時にこの状況を見ればどんな顔をするだろう、そんな考えが浮かぶと思わずクスッと笑いながら、桜に先をするよう促した。




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