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□赤の上
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「ファ、イ…」
「何?」
今日初めてまともに喋った黒鋼に優しく尋ねる。
「抜いて、コレ…ファイのが」
「欲しいの?」
コクコク頷くその口に再び触れるだけのキスをし、良いよと優しく返事して望む通りに玩具を抜いた。
そして自分をあてがい、随分解れたソコに押し込むと熱い中がきゅうっと締め付けてくるのを感じる。
待ち侘びていた熱に過剰に反応しているようだ、黒鋼は気付いていないだろうがその躯の反応がファイに火を点けた。
「!あ、あぁッ、ふぁい、ぃ…ぁんっ、あッ!!」
まだ入れたばかりだというのに早速激しく腰を打ち付けられる。
ただでさえ媚薬で躯が火照っているというのに、一度絶頂を過ぎた直後に無茶苦茶に貫かれて目の前がかすれてきた。
狂ったように喘ぐ黒鋼に満足そうに微笑んで、ファイは何度も口付けをしながら彼女を犯していく。
「も、イく…い、ぁあ!!」
最奥をひっきりなしに突いて中が締まったのと同時にファイも達する。
それを無視して既にぐったりしている黒鋼の腰を掴み、引きつった声が上がるのも気にせずに再び突き上げた。
薬はまだ効いている筈なのに凄く苦しい。
「ファイ、やめ…て…ぁ!休ませて…」
「俺はまだヤりたいんだけど」
いやいやと首を振る彼女に平然と返す。
信じられないと見開かれる瞳を見るなり快感が走って、黒鋼を組み敷いているんだと実感できるなり欲が疼いてくる。
噛み付くように口を塞いで呼吸を奪い、結局自分が満足いくまでファイは目の前の女性を犯し続けた。
数える気も失せる程に何度も抱き、意識を跳ばしてしまった黒鋼の横に腰掛けて前髪を掻き上げてやりながら、飽きずにまたキスを落とす。
ふと、出血の止まった傷口と赤に染まったシーツが目に映った。
「離す気はないし、帰す気もないよ。黒鋼は一生俺のモノだから」
相手に聞こえてるかも分からないのに静かに呟いて、黒鋼の首に最中には外していた首輪を取り付け、腕の拘束を解き、肩の手当てをした後。
壊さないよう優しく、愛しそうに抱き締めた。
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暗いのが書けなくなってて困っちゃいました。あれ?鬼畜ってどうやってたっけ?みたいな(苦笑)
本当遅くなってすいませんでした。ひたすら謝る事しか出来ません。
すいませんでした(土下座)
ロウ様のみお持ち帰り可。