BOOK

□しき
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春は桜 夏は花菖蒲


秋は菊 冬は雪柳

しき      
四季は静かに巡る

     しき      
されど私の色は立ち止まり


些細な事すら嬉しくて


楽しくて 輝いていた日々


過ぎる刻が


惜しくて愛おしくて


永遠に続けと 切に願った


春は桜 夏は花菖蒲


秋は菊 冬は雪柳

しき      
四季は静かに巡る

   しき            
貴方の色は巡ってるのでしょうか?


去り行く広い背を


追う事もせず 留めもせず


見送るだけだった私は


今も貴方の帰りを待っている


春は桜 夏は花菖蒲


秋は菊 冬は雪柳

しき      
四季は静かに巡る

       しき          
貴方と再び巡る色を私は待ちわびる






補足的後書き

戦場に向かった小十郎を思う恋人の気持ちになってみました。遠征なんかしちゃったら2〜3年も戻らないなんてありそうなきがします



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