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□†堕落†戦国/5page/悲恋/20禁
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剥き出しの岩と空気取りの小さな窓の様な穴で、ここが地下の岩牢と分かる。
牢には不似合いの畳と豪華な布団、女物の脱ぎ散らかした上等な着物が囚われた者を推測させる。
そんな牢の中をますます不釣り合いな音が響いた。
静けさ故に響く水音と、くぐもった呻き声。仄暗い闇を作り出す一つの燭台がそれを露にした。
「おら、これでイけ。これが好きなんだろ淫乱女?」
ジュブジュブと女の秘部を鳴らしながら男を模した張型を抜き差しする男がいた。小十郎であった。
後ろ手に自由を奪われ尻を高く突き出す姿勢強いられ、猿轡をされた女はそれでも淫らに喘ぐ。
絶頂が近づく女の顔は汗で張り付いた髪と薄く色付く頬が艶かしい。
小十郎はそんな女を見遣りながら着物を片手で器用に脱ぎ去ると、そそり立つ己を解放した。
その間も女を責め続ける手は止まない。
「んーんんー」
女はイったのか首がのけ反り、躯を小刻みに震わせた。その瞬間、小十郎は秘壺に突き刺した張型を素早く抜いた。
達したばかりの女はその刺激で躯を震わせたが、容赦なく小十郎は己を奥まで打ち込んだ。
小十郎は獣の様に覆いかぶさり激しく突く。
「んー。」
猿轡を噛まされたまま、最初の刺激で一瞬にして達した女は、そのまま襲い来る絶頂の波に呑まれた様であった。
「卑しく鳴けや。」
そう女の耳元で囁くとナカがきゅっと締め付けた。満足気にニヤリ笑い小十郎は打ち込みながら猿轡を外す。後ろ手の腕を掴み引き寄せ、貫かんばかりに押し込む。骨と骨が当たるのがわかった。
「ひゃぁ あああぁぁぁ 」
猿轡で飲み切れずにいた唾液が零れ、屈辱か快楽か流れる涙が女を妖艶に彩る。
「ぁぁ、や ん ああ 」
「はっ おら、啼け。くっ。まだ終わらねぇぞ。」
小十郎は女を背面で抱え、胡座をかいた。その体勢が女を更に追い詰めた。奥が牡を深く啣え込んだのだ。
女は果てた。しかし、小十郎は止める気配を見せない。女はそんな小十郎に応える様にすぐさま反応する。
小十郎は女を抱え直し、恥部の突起と乳房の突起を刺激し、耳を責める。
己を啣えたままの牝は突き上げる事を忘れない。
「や、も、ぃらよぉ あ あ あん こわ、ぁぁこわれ、るぅぅ あああ 」
「終わらせたきゃ、俺をイカせるんだな。」
妖艶な笑みを浮かべ小十郎は尚も女を攻め立てる。
結合部は激しい小十郎の動きで泡立ち、蝋燭の微かな燭で煌めいていた。
「イクぅ イッちゃう あん んんぁああ ダメーッ」
「くっ イケっ 俺もイッてやるっ」
小十郎は再び体位を変え、寝かせた女に躯を重ね、より一層犯した。
縛られた腕のせいで差し出された乳房を啣える。牝の中を味わう様丹念にしかし激しく喰らい、そして、どす黒い想いを白濁を最奥に解き放った。
納まり切らない欲が脈打つように、塞がれた壷から小十郎を伝って零れ落ちた。