東方起源伝

□プロローグ
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「…ん?」


あれ、俺何で寝てたんだっけ?てか白服の老若男女が俺を囲んでるんだけど。何これ怖い。



「おぉ!起源神様がお目覚めになったぞ!」



は?起源神?


「あの起源神って?」

「覚えていない?まさかか記憶が?」




俺に話しかけてきた奴は口元に手を当ててぶつぶつ言い出す。てか話聞けよ。



「少々失礼します。はぁ!」

「ガッ!?」



そいつが俺に手を翳す。すると異常な頭痛が襲い掛かってきた。




「あ、あぁ…」




思い出した。俺が何者かを。全次元全世界を創り出した始まりの存在…起源神。




「思い出されましたか?」

「あぁ。何故俺が人になったのかもな。」









自身の身を人間に転生させる前、こいつ等は自分の世界の管理を俺任せにしている。それが嫌になって人間になって記憶を消して生活してたんだっけか。



「世界の管理を俺に押し付けやがって。俺は始まりを創っただけで世界の管理なんぞ知ったことか。人の自由を奪いやがって。今を持って世界を創り変える!」



「なっ!?我々は…」



「やかましい。世界の管理も出来ん駄神共が。『ビッグバン』!」







次の瞬間、全次元全世界が消滅した。この技は本来世界を生み出す技なのだがその次元に有があるとそれを無に変える。だが加減を間違えて全次元が無に還ったようだ。









「やりすぎたか…まぁいい。また生み出すか。」








神様制作中…













とりあえず大量の次元世界、神々を創り、後はどの神がどの世界を管理するかを決めるだけだがそれくらいこいつ等が決めるだろ。後は知らん。俺は暫く寝る。数百年程…
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