▽*サスケどりーむ/長編(学ぱろ)
□*波乱万丈*
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─その日の帰り
『そーいやよ、今日4時間だしどっか寄っていかないか?』
「どこ?」
『映画はどうだ?』
「いいよー!今、ちょうどみたい映画あったんだよね〜」
─映画館到着
『で・・なに見たい奴って?』
「恋愛物なんだけどさ・・サスケそういうの観る?」
『まぁ・・別に観れない事はない』
─サスケsaid
恋愛物なんてすげぇ観れるんだけど。
恋愛物の方がその後の展開的にイチャイチャ出来んだろ。
「ちょ、何ニヤニヤしてんの?」
『え、してた俺?』
「うん」
やべぇ・・顔に出ちまってたか//
気をつけねぇと。
『そ、それより、早く1番の部屋行くぞ。』
「うん。楽しみ〜」
─映画途中
・・・。
まさかの展開だなこれ。
全く予想してなかった展開だぞこれ。
「うっ・・っ」
ナナシが感動して泣いてやがる。
こんなんじゃイチャイチャどころか、イチャイチャしたら邪魔だっつって怒られる。
─映画終了
結果的にイチャイチャできねぇーで終わっちまった。
「面白かったね!もう・・あの最後なんて感動ものだよ・・」
『あ・・そ、そうだな』
今日はもう無理か?
いや、でもまだ4時だから時間はたくさんある。
─ナナシsaid
ふ〜。
まさかみたかった映画がサスケと観れるなんて!それに、歩くの早いサスケについてくのに疲れてた足も少し休めたし♪
満足満足
「じゃあ・・帰る?」
『えっ?』
「帰ろっか」
『あ・・まじかよ』
「うん。なんで?」
『いや・・別に何でもねぇ!・・・送ってく』
「いいの?いつもありがとうね」
『あぁ、別に』
「あぁ〜〜・・面白かったあ〜」
『いつまで浸ってんだよ。もう20分は経ってるぜ?外だぜ?』
「いーでしょ別にっ!かっこよかったんだもん・・あの主演の人。あたし、あーいう人好みなのかも」
『おいおい』
わ!本日2度目のサスケの殺気&首ら辺がサスケの腕で軽く圧迫されて歩いてる・・
「は・・・はい?」
思わず苦笑いになっちゃう
『彼氏の前でまったく真逆の男が好みだって言うとかすげ〜なぁ?』
「そ、こんなんで怒んないでよ」
『べっつに〜。怒ってねぇけど?』
・・いや、完璧怒ってますよね?
「じゃあ、すねてる」
『すねてねぇけど?』
「・・もう良いよ。からかわないで。こんな人いるところで」
『もう少しで人通り少ないところ出るから良いだろっ。』
「も〜」
とか言ってみるものの、実は意外と恥ずかしい。
『あっ!』
「なに?」
『あの女の人、超美人じゃない?俺、あーいうのスッゲー好み』
「・・・そう」
・・どれどれ?
ガーン。
あたしと全く真逆の綺麗なお姉さん〜って感じ。
・・・あたしサスケの彼女として成り立ってるのかな?はは・・なんか気分落ち込んできた。