▼*カカシ/ナルト/サイ/デイダラ/サソリどりーむ/短編

□*母性本能
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今はナルトの家にいる。
何をするって訳でもなく、ずっと話している。
あたしはナルトの足の間に入って、
肩にナルトの顔がある状態。
すぐ後ろから聞こえるナルトのちょっぴり低い声も今は慣れてしまっている。

あたしの右肩にあるナルトの顔。
だからあたしは右を向けばナルトとキスできる。

だから、あたしはさきから不意に右を向いてキスしたりして甘い時間を過ごしている。

ナルトもたまに

『ねぇ〜ねぇ〜キスしよ』

と甘えてくるもんだから、母性本能をくすぐられキスをしたりしてる。


ま、そんな甘い時間はあっという間で、あたしの門限の時間に近づいてきた。


「じゃ〜そろそろ帰るかなっ!」

『えー。もうそんな時間かよ〜』

ナルトはスネる。

「うん。また今度くるから〜」

『俺、見送るってばよ!』

「ありがと!」


そう言ってあたしの家へと向かった。

あまり遠くないからあっという間に着いてしまった。


「じゃ・・・ばいばい!」

『おう』

そう言って玄関の方へ歩き始めた時、ナルトにグッっと引っ張られ後ろから抱き締められた。

「ナルトっ!」

急な事で思わずキュンとしてしまった。

そんな事を知らずにナルトはあたしの耳元で

『まだ一緒に居たい・・・』

と甘えた声を出す。

「・・けど・・」

あたしも一緒に居たい。
けどもう時間が時間だ。

『・・帰らせたくねぇーってばよー・・・』

「・・・んっ」

あぁあああ

ナルトには本当に母性本能をくすぐられる。

「明日会えるし。ね?」

『・・・わかったってばよ』

そう言ってナルトはあたしから離れると、あたしの頬にキスをして

『早く明日になれってばよっ!』

とあたしに不可能な事を言いながら、

『じゃあな!』

と笑って開き直った。
そんな所も可愛い。

「うん、ばいばい!」

そうしてあたしは玄関に入って戸を閉める直前までナルトに手を振っていた。
そして、戸をしめた。
だけど、ナルトより先に見送れなくなるのは嫌だから、5秒くらい後に、玄関の戸を開けると、まだ
ナルトがいた。
まさか居ると思わなかったから、びっくりした。

「は、早く帰りなよっ」

『ナナシこそ』

「じゃあ、一斉に帰ろう!」

『おう!』

「せーの!」

そう言ってあたしは戸を閉めてカギを閉めた。
そして、玄関の窓から外を見ると、ナルトがあるいていた。


こんな甘い日々、いつまでも続きますように──・・



END


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