▼*カカシ/ナルト/サイ/デイダラ/サソリどりーむ/短編

□*感情
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サイはあたしの彼氏です。

しかも、意外なことに、告白してきたのはサイのほう。

どうやら、サクラとかにいろいろ相談してたら、恋だとわかり、それで告白してきたらしい。

そんなあたしたちも付き合って1ヶ月がたった。



「サイ〜」

『なに?』

そう笑顔っぽい笑顔で聞いてくるサイ

「なんかしよー」

『何かって?』

「何かは何か・・暇じゃない?」

そう、今はサイの家で2人きりなんだけど、サイはずっと絵を描いている。
その絵は、部屋に置いてある植物の絵で、すごいうまい。

『でも、僕は絵を描いているし・・』

「普通彼女といたらそういう個人的なことしなくない!?」

『そうなの?』

少し驚いた顔で問う。

「うん。せっかくの2人の時間だからね」

『そうなんだ・・ごめん。僕、まだあんまりそういう感情がわからないや』

「いいよ。あたしといて、徐々にわかってくれればいいから」

『そっか。でも、とりあえず今はやめるよ』

「うん。なんかありがとね」

『ううん。・・・で何する?』

「んー・・・何をするってわけでもないけど、サイにくっつきたい」

そういってあたしは才能出にあたしの腕を回す。

「こうしてるだけでいいよ」

『そうなの?』

「うん」


サイは、こういうのを本当に知らない。
だから、サクラとかがいないと、キスさえもされないと思う。


そう思ってるときだった。

あたしのほっぺにサイの唇があたった。

「え?」

『・・・思ったよりも緊張するんだね』

「え?」

たぶんサイに頬にキスをされたんだろうけど、あまりにも予想外のことで頭がついていかない。

『口にしようと思ったけど・・ほっぺにしちゃった//』

そういって、頬を赤くするサイがかわいい。

「サイ・・・」

そうして、今度はあたしから口をつけた。

「・・ありがとう」

なんだか、サイの成長を感じられてかわいかった。

『この気持ちはなんなんだろうな』

「え?」

『ほかの女の子を見てても思わなかったのに、ナナシを見てると、すごいしたくなるんだ』

そんな言葉を無意識に言われてすごい心臓が跳ね上がる。

「・・・//」

『・・・あれ?顔が赤いよ?』

「サイのせいだよ//」

『・・僕のせい!?ごめんね!』

「ちがうっ!そうじゃなくて・・」

『?』

「照れただけ・・・ありがとう。サイ」

そういうと、今度はサイから口にキスをしてきた。

『・・この気持ちがきっと、愛してるっていう感情なんだろうな』


そしてサイはあたしを抱きしめた。




END

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