▽*イタチのどり-む/長編

□-普通の日々
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─数時間後

先「ほら〜みんな修行中止!夜ごはん食べるわよっ!夜ごはんは先生が用意したから!」

シ「先生、ナナシがいないよ」

『・・・っ』

先「あら?森の中に入って修行でもしちゃったのかしら?イタチ、探してきて」

『いや・・僕はっ・・・』

シ「俺は夜ごはん食べるからさ」

『・・・わかった』


─10分後

『・・・どこに居るんだろう』


?「おい!このガキ!なにしやがる!」

?「うるさい!ガキだからと言ってなめんな!」

?「こっちが一人だからってなめんじゃねえよこのくそがき!」バンッ

?「うっ・・・」

この声は・・!

『ナナシ!』

「・・・イタ・・チく・・」

ナナシ・・

『大丈夫か!?』

「・・・っ」パタッ

・・・くそっ
もっと早く来ていれば・・
ナナシはこんな事にならずに済んだのに・・
俺のせいだ。
なにが「ナナシは僕が守る」だ。
何も守ってないじゃないか。目の前に居るのに・・。俺は・・・

(火遁・豪火球の術!)

敵「くっ・・・」

敵「・・・あ、あれ?どこへ行ったあのガキら」

『ここだ』


敵「・・っ!(グサッ
   ・・・っ・・くそ・・・がき」

『・・もうナナシには手を出させない。』

敵「なに・・でしゃばってやがるっ」

『・・それ以上喋ると・・・今よりひどい痛みが襲うぞ』

敵「・・・ばか・・にすんじゃ(グキッ
   ああああああ」

『・・・』

ちょっとやりすぎたか・・・。
こんなに敵に酷な事をしたのは初めてだな・・。


『・・・っ』

僕の片腕に倒れてるナナシ。

『・・・ごめんな』

さっさと戻らないと・・

(グサッ)

『・・・っ!!!』

敵「はは・・ばっか・・じゃねえの・・・油断・・しすぎだっああ・・・はぁ・・」

『・・・うっ』
あまりの痛さに
片腕に居るナナシが落ちそうになる。
ナナシだけは・・

『ナナシだけは俺が守ってやるっ・・・』

「・・・イタチ君?」

『・・・起きたか、ナナシ』

安心させるために笑顔を向けてみる。

「・・ど、どうしたの」

『・・・ちゃんとつかまってて』

敵「おらああぁぁぁあっ」

『飛ぶよ』(ヒュン)

「・・わっ」

敵「・・俺は・・まだ・・やれんぞこらああぁっ・・うっ」

『そろそろ限界の・・ようだな』

敵「・・ハァ・・ハァ」

もう決着をつけるか

『・・・(幻術!)』

敵「・・ぉっ・・・ああああああああああ!、ああああああ」

「・・・イタチ君・・どうしちゃったの、いつもイタチ君らしくない」

確かに・・俺にしては酷なやり方だ。

『・・・敵はもう数日立てない。帰るぞ』

「イタチ君!おりる。腕離してっ」

『今はこうしてろ。そんな体じゃ立てない』

「っ」

ナナシ。
いつになったら、ナナシと両想いになれるんだろう。
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