▽*イタチのどり-む/長編

□-9歳
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あれから、あたしたちは数多くの任務をこなしていった。


任務が終わった時。

先「ナナシ〜ちょっときて」

「は〜い」

先「もうすこしで、イタチの9歳の誕生日だから、なにか驚く事してあげない?」

「そうだった!」

イタチは、7歳の年でアカデミー卒業して、8歳になる年の4月にはこの班に着いていた。

先「シスイと三人で協力して、祝ってあげましょ!」

「うん!」

先「だから、各自誕生日プレゼント用意しておくようにね。シスイにはあたしから言っておくわ」

「はい!」

誕生日プレゼントか〜何にしようかな?
もう9歳かあ。
そういえば、最近サスケどうしてるんだろう?
サスケは5こ下だから・・。
今年で4歳かっ!
ついでに、サスケにも買っちゃおう!



─6月9日

先「え〜っと今日の任務はなんと・・Dランク!」

『え?Dランクですか?』

ははっ、イタチ君驚いてる!
でも、これも作戦のうち。
本当は今日任務なんてないもん!

先「そうよ。上のランクは上の人たちがやってくれれば済む量だったからね」

『・・そうなんですか。で、内容は?』

先「それがね!ラッキーよ。あなたたち!山で一日泊まるの!」

『・・・え?』

シ「泊まるってどこが任務なんだよ!」

作戦通りのシスイの台詞。

先「まぁまぁ。あのね、今日一日山で1時間おきに空の写真を撮ってくれっていう任務。なんかね、写真好きのおじいさんがもうそこで20年以上毎日写真を撮ってたんだけど、今日は孫の誕生日で遠出するから代わりに頼む・・・って事よ」

「やったー!すっごい楽な任務!」

作戦通りの台詞。

シ「遊べるな!」

『・・で、でも・・』

先「イタチ・・あなたはいつも頑張りすぎよ。何でも一人で背負いこまない。たまには息抜きしなさい?」

『・・・はい!ありがとうございます』

先「じゃあ、行くわよ〜」

皆「はい!」



─道中

「楽しみだね!イタチ君!」

『う、うん!』

「空の写真撮るだけなんて・・アカデミー生でも出来ちゃうよ!」

『そうだね!そ、それよりナナシ!』

「ん?」

『きょ・・今日ってさ何日だっけ?』

「ん〜今日は確か6月・・っ」
ってやばいやばい!
イタチ君の誕生日って事はあくまでも気付いてない振りしないといけないんだった!
多分、イタチ君はあたしに気付いて貰おうとしてる!

だって・・・・顔が赤いもん!

「ん〜忘れちゃったあ!へへ」

『そ、そっか』

苦笑いしたイタチ君の顔も好き

「うん!それより〜楽しみ楽しみ〜」

『そうだねっ』

イタチ君ちょっと元気なくしちゃったかな?
そりゃそうだよね・・
毎年誕生日プレゼントあげてたんだから・・。
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