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□あなたに伝えたいことがあります
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「第1回、カズに悪い虫がつくのを阻止しよう会議」
「バン、必死ね」
「当たり前だ!オレの可愛いカズに彼女なんて認めません!キタジマへ行ってる場合じゃないよ!!」
「どうしたんだい、バン君」
「あ、ジン」
やって来たジンに、アミが昼休みの出来事を説明する。
ジンは黙ってそれを聞き、ゆっくりと頷いた。
「バン君、そういうことなら僕にも協力させてくれないかい?」
「ジン…」
「僕もカズ君に悪い虫がつくのを黙って見ているつもりはない。ここは一時休戦って事で、手を組まないか?」
「もちろん!カズへの告白を全力阻止しようぜ!」
二人は固く握手を交わした。
「男の友情ってやつかしらね。それにしては動機が不純だけど」
「アミはどうする?」
「そうね、一人でキタジマに行ってもつまらないし…。何より、カズに先を越されるのが腹立たしくて仕方がないから一緒に行くわ」
「よし、決まりだ!」
バンは拳を握り、それを宙へ突き上げた。
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