ギャグマンガ日和 短編

□おはよう
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「ううん……」

朝、鳥のさえずりで目覚めた私。

寝起きなせいで、目は開かないし、頭も痛い。

今は何時だ、時計を見ようと腕を伸ばす。



  ふさふさ

       ふさふさ



ふと、腕が何かに当たっているのに気づいた。

動物の毛みたいな、それよりちょっと硬くて。

重い頭を動かし、瞼を無理やり上へ押しやる。

「……」

うん、何も言えなかった。

人間って、本当に驚いたときは声すら出ない。

…と、わたしは思う。

今まで腕に当たっていた硬い毛は、人の髪。

更に言うと誰かの頭の髪の毛。

詳しく言うと、……うん、まぁ、ね。

芭蕉さんの弟子である、曽良くんの髪の毛。

こっちに向いて眠ってらっしゃいます。

綺麗なお顔ですね、本当に。

本当は女性、なんて言われても信じられる、

美人な、顔が、アップで、あああ…。



ああ…えっと、なんて言えばいいんでしょうか。

起こすべきでしょうか…。

「曽良くん、起きて」

軽くゆさゆさと揺らしてみる。

ん…、と微かに艶がある声が聞こえた。

「あぁ………おはようございます」

私の方をみて微笑。

……ちょっと、

ほんのちょっとだけ、“きゅん”ってした。


「うん、あの、…おはよう、曽良くん」

何で隣で寝てるのかとか、

何で一緒の布団で寝てるのかとか、

何で私の頭を撫でるのかとか、

いろいろ気になったけど。

今は撫でられる事に幸せを感じて、

曽良くんの滅多に見ない笑顔を堪能しようと思う。







曽良くんは海の日にしか笑いませんが、笑って欲しくなったので。

ドリーム機能が意味なしになってます。

そして毎度の意味なしオチなしです。

曽良くんのキャラが完璧に崩壊です。

突然ですが、
曽良くんのぱんつって何色なんですかね。

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