☆短編小説☆

□月を愛でる
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何で。
俺がこんな格好しなくちゃならないんだろう。

「良く似合いますよ」

―――どこが。

お世辞でも、似合うなんて思えないのに。
俺は、高地先生に命じられて女の子の洋服を着せられていた。
フリルたっぷりのエプロンに、ふんわりとしたワンピースは凄く短くて。
ご丁寧に頭にはヘッドドレス。
下着は白のTバックにガーターベルト。
所謂、メイド服だ。

「せ、んせ…こんな、恥ずかし…い…、嫌です…」
「嬉しいんでしょう。もう貴方のおちんちんは勃ってるじゃないですか」

高地先生の言う通り、既にスカートを持ち上げる様に勃起するペニス。

「嘘は、いけませんね」

言葉とは裏腹の身体に苛立ったのか。
高地先生は、俺のペニスを勢い良く踏み付けた。

「ひ、ゃっ…っ!痛、いぃっっっ」

痛みに悶えながらも。
俺は、知らず知らず両足を開いていた。
もっと、強く。
踏んで欲しくて。

「潰れ、るっ…っ」

そう言いながらも、俺は必死に腰を擦り付けた。
ギリギリの痛みが、気持ち良くて。

「そうだ。今日は貴方は女の子でしたね。女の子にはおちんちんはありませんから」

だから、と高地先生が笑った。

「クリトリス、でしたね」

こうなったら。
先生の思惑に乗ってしまおう。
そうすれば、俺をもっと辱めてくれるに違いないから。

「先生…」
「何ですか」
「もっと…クリトリス、苛めて…」
「良いですよ。苛めて欲しいんですね?」
「は、い」

スカートを捲りながら、ぱっくりと開いた脚で先生を誘惑する。

「淫乱な、クリトリスを…弄って、苛めて…」

俺の懇願に。
高地先生は、笑って頷いてくれた。


スカートを捲って、ペニスの形がくっきりと浮き出ている下着を高地先生に見せる。

「あぁ…こんなに堅くさせて。いけない子ですね、貴方は」
「ごめんなさい…」

はみ出る淫嚢を揉まれて、俺は溜息を吐いた。

「下着も濡らして。お漏らししたみたいですよ。どうしたんですか」
「先生が、ぐりぐりってするから…気持ち良くて…」
「足で踏まれるのが好きなんですか」
「好き、です」

言葉にさせられて。
俺は余計に感じてしまう。
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