春―出会いと別れ―

□第八話
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雄理
「……情けないよなぁ、俺……」






美月
「そんな事ない、利也くんも、他の子の前で同じだったから……」






……そんな慰め方……?てか、利也の奴、いつの間に……。






雄理
「……俺……来週には転校するけど、美月と会えて、本当に良かったと思う……」






美月
「うん……私も、雄理くんと会えて良かった……」






美月の頬を伝う雫。気付けば俺は、その少し小さく、華奢な体を抱き締めていた……。






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