novel

□風邪 SN
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「ゲホッ、ゲホッ。」


「和、風邪引いた?」


「引いてない。むせただけ…。」


「本当に?」


「うん。」


「じゃあこっち来て。」


「やだ。」


「何で?」


「ハァ…。ごめんなさい、嘘つきました。本当は、喉痛いし頭も痛いです…。」


「やっぱり。何で嘘ついたの?」


「だって薬飲まなきゃダメでしょ…?」


「…そんなことで嘘ついたの…?」


「…!そんなことでって、俺薬飲めないんだよ!?」


「飲めないって嫌いなだけでしょ?飲まないと治らないよ?」


「寝てれば治るもん。」


「ダメ!ちゃんと飲みなさい!」


「ヤダ!絶対飲まない!」


「じゃあもう和のこと何て知らない。勝手にしな。」


「良いもん。」


30分後…。


「…。」


「翔さん…。頭がズキズキして痛い…。」


「寝てれば治るんじゃなかったの?」

「うっ…。薬飲む…。だから側に居て…。」


「わかった。ちゃんと飲むんだよ?はい、口開けて。薬と水入れるよ。」


「うん…。」


ゴクッ!


「苦い…。」


「良く出来ました!ご褒美あげる。」

チュッ。


「///。」


「どうした!?熱もでてきた?顔赤いけど…。」


「(バカ。あんたのせいで顔が赤くなったんだよ…///)」


end。

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