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□前世編〜5〜
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リオ:「オリオン…」

オ:「……これ以上近づくな!」

パアン!

リオ:「(っ!なんだこれ!?体が動かない!?)」

ファ:「体が思うように動かない!?」

リオ:「オリオン!何をした!」

オ:「もちろん…操るために決まってるじゃない」

リオ:「(解くしかない!呪文?を…)モニュメイション!キャンバス!」

パアァ…

オ:「何!?呪文をといた!?」

リオ:「これぐらい楽勝だな…!」

ファ:「とけた…?」

リオ:「行くぞ!!」

ファ:「まって!それ以上力使わないほうが良いわよ…」

リオ:「(そうするか…)ファイター、一人で戦えるのか?」

ファ:「(そうか…)無理、だからちょっとだけ力貸して?」


リオ:「いいぞ、…ファンタシー・リンク! スター・ポイント!」

パア…

オ:「っ!」

リオ:「(効いた?逆効果か…)」

オ:「っ…覚えてろ!」

シュン

ファ:「意味不明だわ…」

リオ:「その意見には賛成だな…」

ファ:「でも…」

リオ:「ちょっとおかしいな…」

ファ:「リオ後ろ!」

リオ:「なに?うっ」

シャキン

ドサッ

ファ:「リオ!?」

リオ:「大丈夫…ファイナル・レインボー!」

?:「ぎゃあ!」

シュン

リオ:「っ…」

ファ:「リオしっかりして!(あの力どこから…?)」

バタっ

ファ:「リオ!リオ!やばい…とりあえず運ばないと!」

リオの城にて

ベガ:「あれだけあの技を使ってはいけないと言ったのに…」

ファ:「あの技?」

ベガ:「禁じられた技です。自分の半分の寿命を犠牲にして繰り出す、ファイナル・レインボー、その力は計り知れないものです。」

ファ:「リオはまさか捨て身のつもりで…?」

ベガ:「たぶんそうでしょう。今はそっとしてあげてください。」

ファ:「わかりました。」

ベガ:「でも…どこからそんな力が出たのでしょうか…もう寿命はかなり減っているはずなのに…」

ファ:「てことは…」

ベガ:「あと数百年ですね…生きられるとしても…」

ファ:「(数百年!?)そうなんですか…」

ベガ:「数百年って結構寿命としては短いものなんですよ」

ファ:「私はあとせいぜい60年の命だと思います…」

ベガ:「確かキンモク星の寿命はもっと長かったと思いましたが…」

リオ:「ん…」

ファ:「リオ?」

リオ:「ファ イター?どうしたんだ?」

ベガ:「リオ!あれほど使ってはならない技使いましたね?」

リオ:「ごめんなさい!」

ベガ:「もう寿命あと数百年なんですよ!?」

リオ:「ハイ…」

ベガ:「この世界は戦いの世界です。」

ファ:「リオのお伴のオリオンが敵になられたのは知っていらっしゃるんですか?」

べガ:「もちろんです。この世界を戦いの世界にしてしまった人も」

リオ:「(げっ)」

ベガ:「さすがに言いませんけどね…(悪笑)」
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