【ツキが在ろうと無かろうと】

朝からボチボチ働いて 稼いだ小銭で酒を呑む
帰りに小石を蹴飛ばして 自分と重ねて苦笑い

宝くじでも当たらねぇかと 買ってもないのに口にして
生まれてきた事が宝くじなのに 五体満足を持て余す

そろそろこの街を飛び出そうかなと
近所でバイトを探してる


何がしたいのか分からずに 何もしないで日が暮れて
夢中になってたあの頃に
ゴメンとつぶやいて目をつぶる

大事な事も大切な人も 本当はいつだって分かっているのに
自ら不幸を探して飛び込んで
愛されたいと願ってしまうんです

やっぱり一人は怖いから
もう少しこの街で甘えていいですか?


君に会って好きになって
僕は愛というモノを知りました
友に会って笑い合って
僕はまた愛を知りました
吠えまくって虚しくなって
一人窓辺にもたれた夜も

一人じゃないからこそ思えた事だと知りました


今夜は月が綺麗だなぁ

何て言えれば終わりがいいのに あいにく曇り空


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