リクエスト

□皆で、修学旅行!!(2)
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「よし、お前等、準備はいいか?」


「OKだよ、雄二」


「・・・問題ない」


「気は進まんが・・・致しかたあるまい」


「全然大丈夫」


明久、雄二、シグ、土屋、秀吉は脅迫の犯人を探るべく女風呂の前まで来ていた。


「・・・やはり来たか」


「まぁ、こういうイベントはつきものですよ、西村先生」


女子風呂の前には文月学園2-F担当の鬼として有名な西村教諭こと鉄人、そして、科学担当の布施がいた。


・・・そして、もう一人・・・


「だめですよ、シグ君、今は女の子がお風呂に入る時間ですよ?」


「・・・!アコール・・・せん・・・・せい((汗))」


プリンプで(多分)最も恐ろしい先生、アコール先生がいた。


「・・・く!先生!僕達はどうしてもやらなくちゃいけないことがあるんです!」


明久が必死に言う。


「何だ?言ってみろ」


鉄人もそれについて問いかける。


明久は、次にこう述べた。


「僕たちはどうしても!女子風呂(にいる犯人)を知りたいんです!!」


・・・大変なことを言ってしまった。


「・・・ふ、吉井、俺はお前を甘く見ていたようだ」


「鉄人・・・!」


明久の瞳に光がともる・・・が


「お前達は、後でみっちり朝まで補習を受けさせてやる」


一瞬にして光が消え、表情が青くなった。


「うわぁ!?」


気づけばシグはアコールの一撃を喰らい倒れていた。


「さぁ、お前等も覚悟しろ」


パキポキと、鉄人の手が鳴る。


明久たち(秀吉を除く)はそこで意識がなくなった。



(シグ目線)




・・・・・・・・



あれ?



ここどこだろう?



気がつくと僕は知らない川沿いにいた。


あたりは幽霊が出そうな雰囲気で正直怖い。


「・・・・明久?雄二?・・・ここどこ?」


その時だった。


『こっちへこ〜い』


『こっちへこ〜〜い』


川の向こう岸からは無数の手が。


「な・・・にあれ・・・?」


『ヒヒヒ・・・』


『クヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!』


ビュンっ!と手が身体中を掴む。


「うわあああああああああ!!!!」





・・・・・・・・☆・・・・・・・・・・



「な、何か昨日はリアルに地獄を見た気がする・・・」


「僕も・・・」


「俺も・・・あんなに怖い夢は初めてだ・・・((汗))」


「・・・同じく・・・」


「お主達が同じ事を言い出した時は死んだかと思うたわい((汗))」


「まったく・・・覗きなんかするからだよ」


クルークが呆れながら朝食を食べる。


「あ、いたいた、シグ達〜」


アミティ達が来た。


「聞きましたわよ、貴方達、昨日覗きをしたんですって・・・?」


「最低です・・・!」


「ぼ、僕をにらむなよ!僕は言っとくけどしてないからな?!」


「あ、アミティ〜♪」


「きゃぁ?!ちょ、シグ!ここ人前だから////」


状況を説明すると、シグがアミティに抱きついた・・・です。


「シグさん・・・!アミさんから離れてください・・・!」


リデルはにらみながらシグを見ている。


雄二は次にこう言った。


「ほーあんたが話しにあったアミティかあの」


それを聞いてアミティは


「え〜話しって?なんだか怖いな〜((汗))」


アミティの言葉を無視して、雄二が言う。


「・・・シグの女で、夜中にシグとピッーーーをしているっていう」


「シグ何言ったの!?////」


「ん〜?何って、いつもやってること〜〜」


「いやああああああああ!!/////」


シグの言葉に、アミティは恥ずかしの余り悲鳴を上げる。


「おはようございます、明久君」


「おはよう、アキ!」


女子部屋のある方から、姫路たちが来る。


「今日は、プリンプと、文月学園混合のグループで行くそうですよ」


「ん?なんじゃ、どこかに行くのか?」


姫路に秀吉が問いかける。


姫路はこう答えた。


「先生が、言うには、山登りにいくそうです」


・・・・・・・・・☆・・・・・・・・・・


「現地集合なんてひどくない?雄二」


「ああ、しかも、今日中に山頂に来れなかった場合は途中野宿?ふざけてやがる・・・!」


「どう考えても無理よ・・・今日中にこの山の山頂までいくなんて・・・!」


そういいながら、一同は山の上のほうを見る、上のほうは霧が掛かっていて、しかもそれなりの高さだ。


例えるなら、富士山の大きさにも衰えない。


「ま、がんばって行こうよ」


ニコニコとアミティが言う。


「どうしたのさ、アミティ、そんなニコやかに」


クルークが尋ねる。


アミティはボソっとこういった。


「・・・・今日中に山頂行かないとあたしがシグに襲われる・・・!」


「・・・なるほど、それに、そうなると僕達も眠れなくなるしね、うるさくて」


「・・・・ごめん・・・・」


こうして、アミティ達は、山を登り始めた。

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