バーティミアス夢小説置き場

□召使の召使
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俺は今、任務にあたっている。
といっても簡単な見張りだ。
退屈だし(平和で良いがさすがに飽きてくる)、何と言ってもフェイキアール、ジャーボウと一緒というのが気に入らない。

俺がそんなことを考えながら身を潜めていると(すずめの姿で)横にフェイキアールとジャーボウが来た(もちろんすずめの姿で)。

見張っているのはある魔術師の家。
反逆罪の疑いがかけられている。
二流だが政府にとっては放っておけないんだろう。
変な動きをしたら即突入。
それまで待機のハズなんだがジャーボウの奴がしびれをきらし、傍まで見に行った。
突入したいんだろう。駄目なのに。
勿論、やりかねない(短気だしな。そもそもこういう任務は奴向けじゃない)と思ったフェイキアールが付いて行った。

「で、どうだった?」
どうもしてないに決まってるが一応聞いてやった。
フェイキアールは無言だ。
俺の素敵な言葉に気分を損ねたらしい。
代わりにジャーボウが答える。
「何も」
だろうな、という風におれはフンと鼻を鳴らしてやった。
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