キャラなう。

キャラの気持ちを聞いてみる?
それともなんでも(!?)探偵団のレポートを見る?
◆+10な彼ら。 

*コラボCP

カラン、と来客を告げるベルを鳴らした青年は、既にカウンター席に座っている「恩人」に声をかけた。

「架さん」

呼ばれた青年は、昔から変わらない蒼穹の眼差しで、青年を見上げる。
変わらない強さと優しさに、声をかけた青年は、以前より柔らかくなった銀の瞳を細めた。

「お久しぶりです、」

「だなー、…相変わらずだなあ冷、そんなにかしこまらなくていいのにー」

隣に腰をかけた青年は、軽く頭を下げる。
自分に対して変わらない接し方に、三十路とは思えない程童顔な青年は、クスクスと笑った。

「オマエら、ほんと変わらねぇーな」

グラスを磨きながら、小さく笑みを溢すのは、童顔の青年が過去にお世話になった、この店のマスターだ。
直接、銀の瞳を持つ青年はマスターと関わりがあるわけではないが、童顔の青年を慕うが故、全くもって他人というわけはない。

「アンタは更にフケたな、じじい」

「ちょ、冷!」

「あ?おっさんのダンディーさがわからねぇか?ん?」

前回会ってから数年も経つというのに、顔を合わせれば、まったくもってあの頃と変わらない雰囲気が、漂う。

これからまた何年経っても、きっとこれから先も、変わらないんだろうな。

「…変わらないですね、マスター」

童顔の青年が溢した笑みに、マスターは気前のいい返事をし、銀の瞳を持つ青年もまた、小さく笑った。

「…オゴリだ。飲め」

差し出された白いカップには、マスター手製のコーヒーが、暖かい煙を棚引かせている。

青年らは、カップの取っ手に指を絡めれば、一口と嚥下した。

「「…あったかい、」」

変わらぬ優しさと、温かさに、3人は柔らかい笑みを、浮かべた。


――

何年経っても、変わらないんだろうなあコイツら(笑)

2013/09/22(Sun) 11:06

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