キャラなう。

キャラの気持ちを聞いてみる?
それともなんでも(!?)探偵団のレポートを見る?
◆+10な彼ら。 

*コラボCP
*蜜来の屋上にて

涼しく、爽やかな風が身を包む中、久々に吸い込んだ空気と一望できる景色に、持ち前の赤髪を揺らす青年は、ニッと笑った。

「久々だな、ここ。なぁ?女王蜂会長?」

昔のあだ名で呼ばれた金髪の青年は、眉を寄せるも懐かしさに目を細めながら、頷く。

「あぁ。だが、」

しかし、言葉を濁しながらチラリと視線を投げ掛けた先には、短くなった銀髪を揺らす、青年がいる。
持ち前の翡翠の目を輝かせて見る先にいるのは、懐かしい景色ではなく、赤髪の青年。

「ゆーまーっ!久々だね、元気にしてた?この間も優勝したんだってっ?」

背景にハートを撒き散らせながら赤髪の青年に飛びつくのは、10年前から赤髪の青年(青年の尻)を追う、筧亮一だ。

ない狐の尻尾をブンブンと振る様子に、赤髪の青年は呆れた声を出すも、小さく礼を述べる。

赤髪の青年は、何年もの過酷なリハビリを乗り越え、数年前からプロのバスケット選手として、巷を騒がせている。
リハビリを終え、プロになった時には既に年をそれなりに重ねていた為、後数年もしたら彼は指導員として、活躍する予定らしい。

それも、大好きな…愛しい恋人が、支えながら全力で自分を愛してくれたおかげだ。
今この場にはいない恋人を想い、赤髪の青年は口元を緩める。
早く会いたい。
早く会って、キスして、眩しい笑顔を見て、抱きしめあって、身体を繋げたい。
いい年にも関わらず、思春期な尻の青いガキのような自分に、赤髪の青年は思わず苦笑いをする。

「夕舞も、かいちょーも変わらないね。ここにはいないけど、多分副会長も。そして俺も、」

ふ、と優しい笑みを浮かべながら空を仰ぐ銀髪が、風に浚われる。
年月が経ったからかわからないが、殊勝なことをいう銀髪の青年に二人は目を瞬かせるも、そうだなと小さく頷く。

懐かしい、あの日々が。
暇さえあれば屋上に侵入し、笑いあったあの日々が。

「…また、こうして会いたいね。」

柔らかく笑みながら交わされた約束に応えるように、金髪の青年と赤髪の青年は空を仰ぎながら、首を大きく、振るのだった―。


――
+10な彼ら。
夕舞はプロバスケ選手→指導員とかになりそう。
筧と迅、譲…はどうなんだろ。
とにかく筧は、なんだかんだでずっと変わらず、夕舞を追いかけそう(笑)

2013/09/17(Tue) 21:53

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