切ない物語
□いつまでも
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Aside
こんなにも辛くて、忘れたいよ。
ニノの声、優しい手。
諦めたくて、ニノを思うけど、諦められない自分が情けなくて、
いつも1人で抱え込む。
ふと、鞄の中に入っていた携帯が鳴り出した
A「この曲・・・」
2人の好きな曲が流れ出した。
鮮明に覚えてる。
カラオケで何度も歌ったよね。
今も好きなこのメロディ。
ニノの笑顔の理由を探した日。
多分ニノの全てが俺のためにあったんだ。
今まで過ごしたニノの家が、そこでの思い出が、
どんな時も忘れないように
2人の時間をとめていたい。