10/11の日記

11:11
今さらなアレミラネタ。
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科学班が作っていたリナリーを猫化した薬は実は人間を強化する薬でリナリーが被ったのは試作品
強化版はあるにはあるが人間の精神までを獣化させてしまうので封印
んで、それを掃除中のミランダさんが被る、というお話を閃きました





「た、大変だ〜!!」

黒の教団に響き渡る大声。
廊下を歩いていたアレンが何事かと辺りを見回すと、ちょうど対面から駆けてくるリーバーの姿が目に入った。
向こうもアレンに気づいたらしく、慌てたようにこちらに駆け寄ってきた。

「アレン!ミランダを見なかったか!?」

「み、ミランダさんですか?見てないですけど…何かあったんですか?」

「…室長が開発した薬をミランダが被った、これでいいか?」

「大変だ〜!!」

リーバーの言葉を聞いて思わずアレンも大声を出してしまう。
アレンの脳裏にコムイの薬によって起きた今までの惨劇が浮かび上がる。
今度は一体何が起きるのか、ミランダは無事なのか、様々な思いがアレンの胸中を締め付けた、その時であるー

「ミランダを見つけたぞ〜!!」

再び教団に響き渡る声に導かれ、アレンとリーバーは教団の古い倉庫に駆け出していった。


アレンとリーバーが倉庫に着くと、既に何人かの科学班の面々が入り口に固まっていた。
何故かどの面々も顔に引っ掻き傷らしきものが見える。

「リーバー、閉じ込めに成功したぞ!」

「おお!よくやった!」

「閉じ込めたって…ミランダさんをですか!?」

「…アレンも見りゃわかるさ」

「よし、俺とアレンが中に入る。俺達が中に入ったらすぐに扉を閉めてくれよ」

一体ミランダに何が起きているのか…
その答えを知るためにアレンはリーバーと共に倉庫に足を踏み入れた。
倉庫に入った二人が見たものは積もりに積もった埃と、何かがそこを通ったであろう跡…
二人はその跡を追ってゆっくりと進んでいった。
そして、薄暗い倉庫の先にそれはいた。
壁の下にある黒い塊…
よく見ればそれは小さく鼓動している。
それこそが二人が探し求めていた人物、ミランダであった。

「み、ミランダ…?」

リーバーがその黒い塊に声をかけると、黒い塊がモゾモゾと動き、顔を二人に向けた。


「……にゃ?」


そこには頭頂部に猫耳を生やし頬から猫のような髭を生やし不安そうにこちらを見つめるミランダがいた。
その姿にアレンは…

「ちょっとリーバーさん!なんですかあの可愛い生き物は!?」

「見かけに騙されるな!腐っても室長の薬を浴びてるんだぞ!」

「え〜、あんなに可愛いのに…ミランダさ〜ん、おいで〜」

リーバーの言葉を聞き流すかのようにアレンは笑みを浮かべながらミランダに近づいた。

「馬鹿!不用意に近付くな!」

「大丈夫ですって〜…えっ?」

アレンの目の前に突然陰が落ちた。
アレンが視線を上に向けると、目の前にいたはずの黒い塊、ミランダがいた。

「シャーっ!」

「嘘ぉ!?」

自分の頭上高く舞うミランダの姿に度肝を抜かれるアレン。
そして、そのままアレンに降り注ぐミランダ。
アレンを押し倒したミランダはそのままアレンに馬乗りになるとアレンの顔を引っ掻き始めた。

「シャーっ!」

「痛っ!痛い!止めてくださいミランダさん!」

「不用意に近づくからだ!今のミランダはミランダじゃない!ミランダの大きさをした猫だと思え!」

アレンは今、科学班の面々の顔の引っ掻き傷の正体を身をもって知った。
あの跳躍力、猫の力を得たと思って間違い無いのだろう、ならば!

アレンは隙を見てミランダの顔に自分の腕を伸ばした、そしてー

「よ〜しよしよし…」

「んにゃ…?」

アレンの手がミランダの顎を優しく撫でる。
すると先程まで暴れついたミランダの動きが止まり、大人しくなった。

「よくやったアレン!そのままミランダを押さえててくれ!」

ミランダの動きを止めたアレンを見てリーバーはどこかへと駆けていった。
残されたアレンはミランダの顎を撫でながら溜め息を吐いた。
アレンの腿に頭をのせ気持ち良さそうに喉をならすミランダ、本当に猫になってしまったようだ。

















なんてな
もうあとは二パターンぐらいしかない
割りと早く人間に戻ったミランダがティムが録画していた猫化した自分の姿を見て赤面大絶叫パターンね

「ああああアレン君の膝の上で丸くなってる!撫でられてる!喉鳴らしてる!アレン君の頬舐めたぁぁ!?」

みたいな、ね
もうひとつは人間に戻す薬ができる迄、ミランダ飼育命令を下されるアレン
その時突然に、何故か、ミランダさんに発情期が…
どうだい?最低だろう?
ああ、アレミラを考えるのは楽しいなぁ
みんなもやればいいのに。

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