創-フォレストファンタジアピュア-
□第一章:始りの狂想曲:
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---序奏-プロローグ
ふわリふわりと流れる雲。
青く澄み渡る空。このゲームには現実を捨てた者・現実世界に帰らないことを決意した者しか入ることができない。
これはそんなゲームの話。
いや…ゲームではないこのゲームをプレイしているゲーマーにとっては、この世界が自分の本当の世界なのだ。
現実でうまくいかずこの世界に逃げてくる。現実でいじめられ安堵を求めにくる。傍から見れば弱い奴等かもしれないが、現実をリアルに楽しんでるやつが、俺たちの気持ちを知る由もないだろう。
『始守風門』は今日解禁の新ゲートだ。
物語はここから始まる。
新しいゲートだけに新装備を身にまとった妖精たちが賑やかに商店がにうろついている。
この世界を構成する種族は5つある。
・大地の妖精『シーオーグ 』族
・水の妖精『メロウ』族
・風の妖精『シルフ』族
・炎の妖精『サラマンダー』族
そして最後が葵水神の精『ウンディーネ』族
最後のウンディーネについてはゲーム内の誰も知らない。幻の存在。
主人公は風の精『シルフ』として、このゲームの最強プレイヤーを目指している。
もちろんこの世界では、誰も現実世界のことなど一切考えない。考えたくもないだろう。
プロローグの最後に作者より一言...リア充爆発★((一部例外を除く
ようこそ。現実四重奏楽曲序曲(リアル協奏曲)の世界へ