Route 66

□Episode7.ライトニング・クォーツ
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「かわいいやつめ。クルマに嫉妬したか?」

「してない。」

「素直になれよ、ナナ…。」



ちゅ、と首元に触れる感触。

次元の身体から機械油の匂いがした。

ガレージの電気は消えている。

彼の興味は車以外に移ったようだった。

本当に調子のいい男だとナナは思った。



「あん…やめてよ。」

「悪ぃけどもうエンジンかかっちまったんでね。」

「もう…バカ。」


ゆっくりとボタンが外されていく。

途中まで外された前から太い指が入ってくる。

手は洗ってきたらしい。



「あっ…」

「けっこう乗り気じゃねえか。」



反対の手がスカートを捲り上げる。

指先が紐を探り当てる。

軽く中指が絡むだけで解ける。

こんな時になぜタイミングよくそんな下着をつけていたのかはナナにも分からない。

狙っていたのかと思われても仕方がなかった。

小さな布がするりと落ちる感触があった。



「濡れてるな…」

「ゃん…」

「解さなくてもよさそうだ…」



ベルトが足元でガシャン、と音を立てる。

洗面台の鏡にナナの上に覆いかぶさろうとする次元が映っていた。

ちらり、と見えた黒くて硬そうなものがゆっくりとナナの中に入っていく。

くちゅ…という濡れた音が熱と共にナナの中に侵入してきた。



「あっつぅい…」

「お前、こういうほうが興奮すんのか…?」

「そんな事…ないよ」

「嘘つけ。何だよこれ?」

「ぁああん…!」



ズン、と深く突かれ、ナナの中が跳ね上がる。

鏡の中の2人の身体が揺れる。

パン、パン、という肉がぶつかる音が響く。



「ありえねえくれえ…濡れてるぞ?しかも何だこの締め付けは…」

「やっ!あっ!そこっ…!」

「マンネリ気味だったなら言えよな…!」

「あああっ!イク、イク…ぅ!」

「ほれみろ!」



洗濯機の端に手を着いたまま、ナナは何度も背後から突かれ、あっという間に絶頂に達してしまった。

ふらふらしているナナの服を脱がせ、次元はそのまま浴室に連れ込んだ。

そしてバスマットの上に寝かせ、達したばかりのそこを意地悪く攻め続けた。



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