緋色の欠片

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狐邑祐一


「おはよう、采架」

『………ああ、おはよう』


どうしよう。

昨日祐一が大学にいっている間にバレンタインチョコを作ったが……。


珠紀に味の好みも聞いたし間違ってはいないはず…。


『祐一、』

「?」


さあ、あれを言うんだ私!


『……、っ…は、』

「……」

『ハッピー、バレンタイン、だ…っ…』


「………………」


『………祐一…?』


貰ってくれないのか…!?



「……采架。」

『……?』


「…………いただこう、」


『本当か…!?』

「ああ」





「(采架がかわいすぎる。どこでそんな技を覚えたんだ…っ…!?)」



内心悶えてる狐邑祐一。






20130212~20130303

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