SUGAR & SPICE
□共に生きる、助け合う
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落ち着きを取り戻し、私と祐一は森の中を警戒しながら歩いていた。
『・・・見苦しいところを見せてしまったな・・・・・・』
「・・・?何がだ?」
・・・コイツは天然なのだろうか。
『・・・いつもお前は、!』
「・・・どうした」
目を閉じて神経を研ぎ澄ませる。
―――ダードの気配だ。
『もう少し先にダードがいる。祐一はここで待っていてくれ』
「いや、俺も」
『ダードを倒すのは私の仕事だ。・・・大丈夫だ』
「・・・・・・・・・わかった」
早速そこから走って森を進む。
しばらくいくとそこには、無数のダードが・・・
グルルルゥッ
ガアアアアッ
『・・・なッ!』
獣型のダードが今までにないほどうじゃうじゃとひしめき合っていた。