SUGAR & SPICE
□自己紹介
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無人の道を進む。
私はこの者たちの話に耳を傾けず
ずっとダードたちの気配を探っていた。
だが、この街の異様な空気に邪魔され、
うまく見つけることができない。
何なんだ、この町は・・・
そうこうしているうちに一軒の家に着いた。
人の気配は・・・3つ。
「美鶴ちゃん!美鶴ちゃん!無事!?」
だが返事はない。
茶髪の少女は、"美鶴"という人物を探しているらしい。
部屋など色々なところを歩き回り、
廊下で絶望的な声を響かせた。
「そんな・・・」
『・・・・・・』
言った方がいいのだろうか。
「美鶴ちゃん・・・」
言うか。
「いるなら出てきてよ!美鶴ちゃん!」
『・・・おい、』
「はい、なんでしょう?」