SUGAR & SPICE
□味方会議
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「で・・・なんだこの茶をすする外国人は」
「・・・・・・えーとなんと言いますかその・・・」
『・・・・・・説明しとけ。身のためだ。主にコイツの』
「・・・・・・・・・」ズズズ・・・。
宇賀谷家に戻り、状況を話そうと皆を今に集め、
美鶴が出した茶をすするこの怪しい外国人ケテル。
・・・なんでもないかのように飲んでいる・・・。
「・・・」
「お、落ち着いている方ですね〜。あの、どこからいらっしゃったんですか?」
「これからしばらく、同行することになる。よろしく頼む」
慎司の話をスルーし、自分の用件だけ話す。
・・・・・・不思議なヤツだ。・・・はっきり言って謎だ。
「おい祐一と采架、なんかお前らとキャラかぶってないか?」
「そうか?」
『・・・・・・そうでもないだろう』
祐一とケテルに視線を向ける。
二人も同じ動作をして見つめる。
「う、うーん・・・・・・」
珠紀が唸るがそこはあえて気にせず。