SUGAR & SPICE
□問題、会議
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「しかし―――お前たちは揃いも揃って役立たずだな。
あの程度の男も追い払えぬようでは、
守護者など務まらぬ」
目の前の少女、アリア・ローゼンブルグは
守護者たちに売り言葉を発していた。
「ほぉ・・・・・・」
「言ってくれるじゃねえか・・・」
「・・・・・・ま、まあみんな落ち着いて」
「そうだ。まずはアリアの話を聞くべきだ」
アリアの話を聞くため、居間に集まった私たち。
・・・・・・すごく見下されている感はするが、
今は喧嘩している場合ではない。
「でも・・・・・・すごいですよね。
あれだけの魔力を封じられるなんて」
『・・・・・・・・・あの時あの場所に、
反動する魔力はなかったがな』
「「・・・・・・・・・・・・え?」」
「ふん。わかっているじゃないか。名は?」
「采架だ。」
「「・・・・・・はい?」」
状況が飲み込めていないのか、
春日たちは呆けた面をしている。